
小林ひとみ
小林ひとみ
東京都出身、1963年9月2日生まれ。
1986年3月、芸名を「松本かおり」として写真集『ときめき・KAORI19歳』を発表。
同年5月には同タイトルのイメージビデオもリリースし、芸能界入り。
同じ年の5月、芸名を現在の「小林ひとみ」に改め、アダルトビデオ『禁じられた関係』でデビュー。
当時のアダルトビデオは1本1万円以上と高価ながら、デビュー作は5万本という驚異的なセールスを達成。
彼女は、アダルトビデオが一つのサブカルチャーとして認知される上で、重要な役割を果たした。
また「AV女優」という言葉が広く使われるようになったのは、小林ひとみの登場以降とも言われています。
AVデビュー作の出演経緯については、当初「ラブシーンのあるビデオ作品」としか説明されていなかったとのこと。
そのため、騙されたと感じ出演するか否かで4時間にわたり話し合ったとか。
1988年9月2日に結婚を発表し、一時活動を休止。
1991年にはストリップで活動を再開。
浅草ロック座での公演をスタートさせ、全国を巡業。
アダルトビデオへの出演も途切れ途切れながら続け、1998年に本格復帰。
年齢を重ねてもなお魅力は衰えず、熟女系女優として高い人気を集めた。
2003年12月、上下巻からなる『小林ひとみ FINAL』のリリースをもってアダルトビデオからの引退を表明。
ほぼ同じ時期に、『週刊ポスト』誌上で自身の年齢を2歳若く公表していたこと、実際は1963年生まれであることを告白。
あくまでアダルトビデオからの引退であり、その後もヌードイメージ作品の発表や、ドラマ『特命係長 只野仁』での大胆なベッドシーンへの挑戦など、活動は多岐にわたる。
AV引退前から、六本木のクラブでホステスとしての経験があり、2008年には銀座のクラブ「さふぁいあ」で雇われママを務め、翌2009年には自身の店「HITOMI.K」をオーナーママとしてオープン。
同店は2016年に幕を閉じたものの、その1年後には「エルプリンセス」の雇われママに就任。
2019年に雑誌『アサヒ芸能』のインタビューでは、エルプリンセスに「週3日ペースで」出勤していた旨を語る。
2024年6月17日号の『週刊大衆』では、活動時代が異なるものの同じくAV女優であった桜樹ルイと初めての対談を果たす。
この対談は好評を博し、同年10月28日号からは「小林ひとみ×桜樹ルイ 頂上対談」として連載企画に発展。
小林を敬愛する桜樹は、2024年12月より小林がママを務める「エルプリンセス」での勤務を開始していた。
彼女のアダルトビデオ全盛期を代表する作品としては、本格的な海外(ロンドン)ロケで撮影された「小林ひとみ イン ロンドン」三部作が挙げられる。
1987年から1988年頃にかけては、静岡県清水市(現・静岡市清水区)に存在したレンタルビデオ店「フライデー」のテレビCMにも出演。
同時に、同店の顔となるイメージキャラクターも担当。
最も活躍していた時期は多忙な撮影スケジュールに追われ、自身の人気ぶりを直接感じる機会は少なかったとのこと。
後に開催した握手会に1000人ものファンが集まったことで、自身の人気を強く認識。
ビデオの累計売上高は、およそ60億円にのぼると伝えられている。
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